【材料】
ながらみ
塩
(欲しければ)醤油・わさび
食べる際には爪楊枝を用意しましょう。
【手順】
ながらみを軽く水洗いして水気を切ります。
塩水を作ってながらみを投入し砂抜きをする。砂抜きは大体40~50分くらいでオッケーです。
塩水の濃さは、明らかに塩気を感じられれば、海水ほどじゃなくても大丈夫。
砂抜きが終わったら、ながらみの表面を軽く水洗いして水気を切ります。
鍋に水を張って塩をひとつまみ入れ、続いてながらみを投入。
火をかけて熱くしていき、ながらみを塩茹でします。
(常温から熱くしていくのがポイント)
灰汁が出てきたら取りましょう。
沸騰したら3~5分ほど茹でて、中身がつまようじで簡単に取り出せるようになったら出来上がり。
そのままでもいいし、刺身の要領で醤油をつけてもいいでしょう。
わさび醤油もウマウマです。
(ながらみの身を守っている薄い蓋のような固いモノは食べられませんので注意)
【洗い物】
少な目
ながらみ?という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
別名、ダンベイキサゴ。漢字では団平喜佐古とか団平細螺。
昔はあちこちでよく獲れていたらしいですけど、今ではなかなか見なくなったレアな巻貝です。
アワビに似た食感ですがアワビ程硬くはなく、それでいてサザエっぽい味がします。
苦味とかクセがなく、小さい身なのに風味とコクがしっかりあって、あればあるだけいつまでもチミチミと食べ飲みできますね。
茹でる際に、常温から熱くしていくのがポイントです。
沸騰したところにいきなりながらみを投入すると、びっくりしたながらみが身を殻の奥に隠してしまうので、爪楊枝で取り出しづらくなってしまうのですね。
いきなり迫るとガードが固くなるのは、ながらみもアイツも一緒なのです。
ゆっくりじわじわと時間をかけてその気にさせるのが大事なのです。
食べる際には、チラッと顔を出している身の部分に爪楊枝を刺して、くるくる回しながら中身を取り出します。
強引に引っ張ると、身の先端に付いている黒い肝が切れた残念なながらみになってしまうので、逸る気持ちを抑えて、ゆっくり丁寧にイジリ倒しましょう。
いきなり乱暴にされるとせっかくその気になったのに萎えてしまうのは、ながらみもアイツも一緒なのです。
ゆっくりじわじわと時間をかけてお互いを知っていくのが大事なのです。