大根を梅酢で漬けた、ド定番です。
定食屋から仕出し弁当からお茶の間にいたるまで、どこででも見かけますよね。
メインを張ることはまず無いですが、サブの肴としての実力は半端ない一品。
この手の漬物は、乾杯の時の突き出しからお腹がくちくなった後のダラダラ飲みのお供まで、常にいい仕事をしてくれるのです。
さくら大根といえば、駄菓子のアレを思い浮かべる方も多いでしょうね。
こっちの方も、普通に肴になってくれます。
袋には「冷やして食べるとおいしいよ!」と書いてあって、実際に冷やすと普通に食べるよりウマウマです。
それっぽい器にそれっぽく並べると、なんとなくソレっぽい見た目になってくれるので、何も言わずに普通に出してアイツの反応を見るのも面白いかも。
小さい頃に駄菓子屋さんで何を選んでいたかというのは、それだけで人格形成・味覚形成の一端を覗くことが出来ると言っても決して大げさではないわけです。
わたくしの駄菓子四天王は、ソースせんべい(ソース or 梅)・甘いか太郎キムチ味・さくら大根・カルビ味ラーメン(犬と男の子が描いてあるやつ)でした。次点でコーラ餅とすもも。
全体的に濃い味ですわね・・・。きなこ餅とか選んでないしね。
この頃から飲兵衛の資質があったのでしょう。
当時は駄菓子屋さんが近所に3軒あって、「今日はあそこにするか~」と選んで行っていたのも、いい思い出です。
わたくしの家から一番近い所は徒歩1分のところにあって、「おばあちゃんと猫がいる駄菓子屋」という鉄板スタイルでした。
おばあちゃんとダベりながら何を買うか選び、猫と戯れながらお金を払うのです。
やはり、駄菓子屋にはニャンコがよく似合うのです。
「輝く!全日本駄菓子屋に合わせたいペット決定戦」があったら確実に1位なのです。
2位はワンコ。
3軒あった駄菓子屋さんも今では全部無くなり、一番近かったあそこもおばあちゃんが亡くなるのと同時に閉店し、今では建物があるだけになりました。
建物の前を通る度に、あそこの棚に10円ガムが置いてあって~とか、今でも思い出すのです(昔風のガラスの引き戸なので普通に中が見えるんよ)。
今では100均とかコンビニとかイオンモールで買うモノになりましたからね・・・。
駄菓子は駄菓子屋で買わなきゃムードが出ないやん、と思う反面、駄菓子が無くなるよりは何百倍もマシだよなあ、とも思うのです。