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【材料】
牛肉
長ねぎ
白菜
人参
椎茸
えのき
春菊
白滝 or 結び白滝
焼き豆腐
牛脂

生卵
ゆでうどん(締め用)
[割り下]
醤油

みりん
砂糖 or ざらめ(あれば是非)

割り下は、市販のモノでももちろんオッケーです。


【手順】
最初に割り下を作ります。
鍋に酒とみりんを入れて強火で煮立たせ、アルコールを飛ばします。
火を止めてから醤油と砂糖を入れ、中火で温めて砂糖が溶けたら割り下の出来上がり。
醤油と酒とみりんの比率は1:1:1で。
砂糖は味見しつつ好きな量だけ入れましょう(ここが一番楽しいところです)。

野菜は水洗いして水気を切り、食べやすい大きさに切ります。
白滝や豆腐も食べやすい大きさに切ります。
割り下と具材の用意が出来たら準備完了。

鉄鍋を熱くして牛脂で油を引きます。
脂が馴染んできたら、野菜から並べます。
続いて牛肉を投入して少し焼いたら、割り下を鍋全体に行きわたるように注ぎます。
牛肉・野菜に火が通ったらいただきます。
白滝や豆腐も、好きなタイミングで投入していただきましょう。
食べていくうちに割り下が煮詰まるので、水を少量注いで調節していきましょう。

生卵にくぐらせるかどうかはお好みで。
わたくしは最初は何も付けずに食べて、途中から味変として生卵を使いますが、やっぱりそこはお好みで。


【洗い物】
鉄鍋は洗剤を使わず、亀の子たわし(金たわしはNG)とお湯で洗いましょう。
洗った後は水気をしっかり切り、火にかけて空焚きしてしっかり乾かすこと。
錆が出たり黒い部分が剝げたりしても、ちゃんとお手入れすればずっと使えるそうです。


フリーマーケットに行ったら、ずっしり重くて明らかにモノが良さそうな鉄鍋が700円で売っていたのです。
しかもどうみても新品。思い切って買ってみましたの。
買ったからには、さっそく使わねばねばねば、というわけですき焼きなのです。
すき焼きには関東風と関西風があって、関東風は割り下を使い、関西風はザラメや醤油などの調味料のみで楽しむ、という違いがあるらしいですが、今回は関東風でやらせていただきました。

割り下で煮込んだお肉がウマウマです。
白菜もえのきも春菊も白滝も椎茸も椎茸の軸も、とにかく全部がウマウマです。
味が染み込んだ長ねぎや豆腐でビール日本酒焼酎サワーハイボールワインが止まりません。

というか、すき焼きの美味しさをいちいち書くのも野暮ですね。
この国には美味しい鍋物がたくさんたくさんありますが、やっぱりすき焼きは別格なのです。
これは仕方のないことなのです。

そしてこれは実際やってみて分かったのですが、鉄鍋を使うだけで、味がめっちゃお店っぽくなりますね。
もし鉄鍋を買うかどうか迷っている方は是非是非。
お手入れさえ気を付ければ一生使えるらしいしね。