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【材料】
蕎麦
うどん
中華麺
パスタ(普通~細い麺がオススメ)
麺つゆ
冷水
刻みねぎ・小ねぎ・海苔・わさび・生姜・みょうが・にんにく・梅肉・大葉・もみじおろし・炒りごま(白)等の好きな薬味


※パスタの麺は細い方がオススメ。カッペリーニとか最高です。


【手順】
麺つゆはあらかじめ冷蔵庫できっちり冷やしておきます。

鍋を複数用意してお湯を沸かし、それぞれの鍋で順々に麺を茹でていきます。
パスタを茹でる時は、沸騰したお湯に塩を一つまみ入れることを忘れずに。
茹で時間は表示されてる時間より少々短めにしておくのがオススメ(←ここは好みの問題)。
4つも麺があるとそれぞれ茹で時間が違うでしょうから、(水で冷やす時間も含めて)きちんと逆算して、茹で上がり時間がズレるように鍋に投入しましょう。
同時に茹で上がると、片方を冷やしている間にもう片方の麺が余熱で伸びちゃうですよ。

麺が茹で上がったら、まずは水道の水で粗熱を取り、その後冷水でしっかり冷やして水気を切ります。
器に盛って、麺つゆと薬味を並べていただきます。

作業そのものは難しくはないですが、麺をお湯に投入するタイミングを間違えると麺が伸びたりぬるくなったりしちゃいます。
用意できる鍋の数によっては、一度茹で汁を捨てた後にもう一回急いでお湯を沸かすという展開もあるでしょうから、最初にちゃんと作戦を立てることが大切です。
せっかくなら、きっちり冷たい麺を食べたいじゃないですか。


【洗い物】
鍋をたくさん使います。


日本を支える麺類四天王が大集合。
「徳川四天王」とか「ものまね四天王」とか「男塾死天王」とか、「四天王」という言葉には、それだけで人の心の奥底に眠る何かを揺さぶる力がありますね。

「そうめんが入ってないのは何事か」
「いやいやいや、それをいうなら冷麦だって」
「きしめんを外すとは笑止千万」
「ほうとうが抜けてますね」
「冷麺を忘れるなんてヒドくない!?」
「マロニーちゃんとかお世話になったでしょ?」
「春雨だって喜んで食べてたじゃないですか」
「ビーフンを加えて五虎大将軍というのはどうでしょうか」
「主食はお米だって言ってるくせにフォーを入れないなんて」
「結び白滝や糸こんにゃくにもチャンスを」
「ところてん」

などなど、四方八方から異論反論が飛んでくるわけですが、とりあえず四天王はこいつらで決まりなのです。
これは独断と偏見というやつなのです。

こだわりの蕎麦屋とかうどん屋に行くと、「〇〇産と△△産と□□産のそば粉の合い盛りざるです」みたいな感じで三色ざるがお高めの値段でメニューに載ってたりしますが、そもそも〇色ざるというのは、同じ麺類のバージョン違いじゃなければいけないという決まりはないのです。
むしろコントラストという意味を考えたら、こっちの方がよっぽど違いがはっきりしてるのです。
まさに21世紀仕様。
21世紀は多様性にうるさい時代なのです。
ナンバーワンよりオンリーワンなのです。

そして、ちゃんと冷たく美味しく作ろうとすると、ガチな作戦が必要な上に地味に手間暇がかかるのもポイントです。
「全日本 輝け!実は作るの大変なのに手抜きっぽく見えるお料理選手権」みたいのがあったら表彰台は間違いないですね。

もちろん、味も豪華さもお墨付き。
締めよりは、酒と一緒に楽しみたいですわね。
蕎麦うどん中華麺パスタの贅沢な4色同時食いもできます。
外では恥ずかしいかもしれませんが、家飲みなら思う存分できます。

※追記
2022.8.13
ライブドアblogの「編集部の『推し』」に四色ざるが掲載されました。
ありがとうございました。